みなさんBIGLOBEという会社をご存知ですか。インターネット関係の事業を展開しており、BIGLOBEの何かしらのサービスを利用したことがある人も多いかと思います。
そんなBIGLOBEも格安スマホのサービスを提供しています。インターネット事業に強いBIGLOBEがどんなサービスを提供しているか気になりませんか。今回はBIGLOBEから提供されている格安スマホのメリット・デメリット・MNPの手順をご紹介します。
BIGLOBESIMのメリット
安くて豊富な料金プラン
「格安スマホ」と言うくらいですから、月額料金が安くならなければ意味がありません。もちろんBIGLOBEも大手キャリアに比べて破格な月額料金を提供しています。
格安スマホを利用する際にネックになるのが「料金プランが自分に合った安いものを選べるかどうか」です。使用するキャリアによっては自分が必要とするタイプの料金プランが無い会社も少なくありません。
この点BIGLOBEは高速通信量が小容量のものから大容量のものまで幅広く用意されています。とりあえず格安スマホを契約したい方への高速通信1GBのタイプから、大容量の最大30GBのプランまでとても幅広く用意されています。詳しくは下記の表をごらんください。下記は通話可能なプランの料金一覧となります。
通信容量 | 月額料金 |
1GB | 1,400円 |
3GB | 1,600円 |
6GB | 2,150円 |
12GB | 3,400円 |
20GB | 5,200円 |
30GB | 7,450円 |
小容量のものから大容量のものまで幅広く揃っています。特に注目すべきは最大30GBまで容量を選べると言う点です。大手スマホキャリアの場合最大20GBまでという会社が多いです。
「できるだけ大容量の高速通信が必要!」という方はBIGLOBEで決まりです。
光SIMセット割がおトク
ただでさえ安いBIGLOBEですが、ある条件に合致するとさらに安く利用することができます。それが「光SIMセット割」です。
これは契約するプランが6GB以上で、自宅で使用している光回線を「BIGLOBE光『ひかり』コース」に契約することで、月額料金から毎月300円の割引が受けられるサービスです。
格安スマホは月額料金の設定がとても低いため、割引制度が用意されているケースが非常に少ない中、このようなサービスが用意されているのは嬉しいですね。BIGLOBEでスマホを契約する際は自宅の固定ネット回線も見直しましょう。
初月利用料金無料
現在使用しているスマホから、BIGLOBEへ乗り換える際には手数料などで意外と費用がかかります。ですから初月の利用料無料は非常に大助かりなサービスです。
そして月額料金だけではなく、スマートフォン本体をBIGLOBEで同時購入している場合、この割賦金も初月は免除されるため支払う必要がありません。
ですからBIGLOBEを契約した月に支払うのは「初期費用」と「通話料・SMS通信量」のみになります。MNPを行う月は前のキャリアの月額料金や解約料もまとめて請求されるため請求が高額になりがちですが、これで少し緩和できそうですね。
Gポイントがたまる
大手キャリアの場合月額料金に応じてポイントが貯まるシステムがあるように、BIGLOBEにもポイント制度があります。BIGLOBEスマホの場合は月額料金に応じてGポイントが貯まります。ポイントマニアの方はここでピンときている方も多いかと思います。
Gポイントは貯める事で、月々のスマホ使用料金に使うことができます。しかしそれ以外にも他のポイントへの交換やギフトカードへの換金、現金に換える事も事も可能です。
非常に貯めやすいポイントなので、BIGLOBEへの機種変更をきっかけにGポイントを集め始める事もオススメです。
豊富なオプションサービス
BIGLOBEには豊富なオプションプランが用意されており、そのラインナップを見ると大手キャリアを彷彿とさせるものも多くあります。
格安スマホはこれまでオプションサービスの種類が特徴でしたが、その概念も変わりつつあります。実際に提供されているサービスを抜粋すると以下の通りです。
サービス名 | サービス内容 | 月額料金 |
BIGLOBE電話 | 国内通話が半額になるサービス | 無料 |
BIGLOBE電話 通話パック60 | 1,200円分の通話が650円で利用可能になるサービス | 650円 |
BIGLOBE電話 3分かけ放題 | 月額650円で3分以内の通話が何度でも可能 | 650円 |
スマート留守電 | 「聞く」&「読める」留守番電話サービス | 290円 |
割り込み電話 | 通話中でも保留にして掛かってきた電話を受けられるサービス | 200円 |
国際ローミング | 海外へ行っても音声通話とSMS送受信が利用出来るサービス | 無料 |
BIGLOBEメール | BIGLOBEの無料メールサービス | 無料 |
BIGLOBE Wi-Fi | 国内83000箇所の公衆Wi-Fiサービス | 250円 |
セキュリティセット・プレミアム | ウィルスや不正アプリから1つで守る | 380円 |
インターネット詐欺ウォール | WEBページを開く前にフィッシング詐欺を未然に防ぐ | 300円 |
あんしん電話フィルター | 危険電話が出る前にわかるサービス | 300円 |
迷惑メールフォルダオプション | 迷惑メールを事前にブロックするサービス | 150円 |
i-フィルター for Android | 子供向けフィルタリングサービス | 200円 |
挙げたものはあくまで一部のオプションで、実際にはもっと様々なオプションが用意されています。これらは特に今まで格安スマホには用意されていなかったタイプのオプションです。まずきになるのは通話関係のオプションが非常に充実している点。
割り込み通話や留守番電話、さらに迷惑電話を拒否してくれる「あんしん電話フィルター」など、通話に特化したサービスだけでも多くの量が展開されています。
そして「i-フィルター」も注目のサービスです。これまで格安スマホは「大人が持つ」イメージが強く、子供向けの商品はあまり販売されていませんでした。ですが子供向けのサービスも展開する事で、これまでのイメージを払拭し「子供や家族にも安心して持たせられるスマホ」を提供することができるようになりました。
エンタメフリー・プション
こちらは上で挙げたオプションサービスの1つですが、こちらを目当てにBIGLOBEへ機種変更する方も少なくありません。「エンタメフリー・オプション」は月額480円でBIGLOBEが指定したサービスに関して、その通信料は高速通信分に含まれず、通信量を気にせずに使い放題使えるサービスです。
現在の対象サービスは
・YouTube
・Google Play Music
・Apple Music
・Abema TV
・Spotify
・AWA
となっており、動画配信サービスや音楽ストリーミングなど使っていると意外に通信量を使ってしまうサービスを安心して使用できるようにしています。
これらの対象サービスは今後も追加予定とされているため、さらに使いやすくなるかもしれませんね。
実店舗での手続きが可能
BIGLOBEは店舗での契約にも対応しています。オンライン上での契約は便利ですが、疑問点などを自分で解決しなければならないため不安も多い作業です。その点をカバーできる実店舗で店員からの説明を受けながらの契約はとても安心です。
実店舗は主に以下の店舗内に設置されています。
・イオン
・ヨドバシカメラ
・ビックカメラ
・スマホの窓口
ですが店舗によってBIGLOBEのカウンターを設置していない場合もあるため、来店前に対象の店舗を確認しましょう。
また、店舗によって「即日開通はできない」所もあります。この場合は手続きを済ませた後で、約一週間程度でSIMカードが自宅に郵送されます。即日契約できて初期設定も済ませてくれる店舗は限られているため、この点も留意しましょう。
BIGLOBESIMのデメリット
キャリアのメールアドレスが利用できなくなる
BIGLOBEへMNPで機種変更すると電話番号はそのまま利用することができますが、これまで利用していたキャリアのメールアドレスは無くなってしまいます。(@softbank.ne.jp @docomo.ne.jp @ezweb.ne.jpなど)
これらのアドレスを利用している場合は解約後に利用できなくなってしまうため、その点に留意しておく必要があります。最近スマホを持っている方の大半はGmailなどのパソコンのアドレスを持っているかと思うので、そちらを今後メインで利用することをオススメします。
特にGmailの場合はAndroidスマートフォンを利用している場合は必ず持っていますし、iPhoneを利用している方もアプリ購入の際にGmailなどのパソコンのアドレスを持っておくと便利です。
2年契約になってしまう可能性がある
多くの音声付き格安スマホは契約期間が「12ヶ月間」に設定されているものがほとんどです。BIGLOBEの場合もSIMカードのみ契約して端末は自分で持ち込んで契約すれば、最低契約期間は12ヶ月となります。
ですが、BIGLOBEで販売されている端末を購入する場合、多くの人は「アシストパック」というサービスを利用することになります。これはスマートフォンの本体代金を24回払いにする割賦契約です。
つまりスマホも同時購入した場合、24ヶ月以内に解約してしまうと残りの本体代が一括で請求されるため、注意が必要です。
高速通信をオフにできない
多くの格安スマホのキャリアでは、高速通信のオン・オフが自分で切り替えられるようにされています。この機能を利用することで、スマホを自分で操作していない際に勝手に行われる通信で高速通信が行われないようにできるので、高速通信量を節約できる仕組みになっています。
ですがBIGLOBEは今の所この機能に対応していません。なのでこの機能を重視している方は要検討しましょう。
料金の支払いが基本的にクレジットカード払い
大手キャリアでスマホを契約した場合は、料金の支払い方法に口座振替とクレジットカードを選択できます。クレジットカードを利用できない人には口座振替ができるというのは大きなメリットになりますが、対応している格安スマホのキャリアは非常に少なく、BIGLOBEの場合も新規で基本的にはクレジットカード払いです。
ですがこれには例外が何点か存在し、下記の条件を満たせば口座振替を利用できるかもしれません。
・「通話SIM」ではなく「データSIM」を申し込む。
・スマホ契約前にBIGLOBE会員になり、スマホ本体なしの「SIM単体」での契約を行う。
・スマホ「BIGLOBE光」に加入し、料金の支払い方法を口座振替にしておく。
以上の3点の1点でもクリアできれば、口座振替の利用も可能なようです。 すでに「BIGLOBE光」を口座振替で利用している場合はスマホの代金もまとめて請求されるようになるため、支払いが楽になりますね。
以上の条件をクリアできないのは「自宅回線を変えるつもりはなく、スマホ本体とSIMを購入したい」場合です。このときは潔く諦めましょう。
BIGLOBEへのMNP手順について
メリット、デメリットを抑えたところで、いよいよ実際の契約の手順についてです。今回はMNPの手順ですが、新規契約をする方も変わってくる点は「MNP予約番号が必要か否か」の違いだけなので是非参考にしてみてください。手順は以下の通りです。
・MNP予約番号の取得
・オンライン又は店舗での契約
・(オンラインの場合)自宅に到着してからの手続き
MNP予約番号の取得
MNP予約番号とは現在利用しているキャリアに発行してもらう番号で、これがないと乗り換えた際に自分の電話番号が変わってしまいます。
取得方法として直接ショップへ行っても発行してもらえますが、混んでいた場合2、3時間待たされてしまうこともあるため、電話での発行をお勧めします。
この場合は通話終了後に予約番号がメールで届きます。各社のMNP予約番号受付の電話番号はこちらです。(受付時間は3社とも9時から20時までとなります。)
MNP予約受付番号 | ||
携帯から | 固定電話から | |
Docomo | 151 | 0120-800-000 |
au | 0077-75470 | |
Softbank | *5533 | 0800-100-5553 |
発行する際に気をつけたいのは、「手数料がかかること」と「番号に有効期限があること」です。 手数料は平均的に2〜3000円程度、番号の有効期限は2週間となります。
特にこの後のMNP手続きを行う際に、「MNP予約番号の12日以上残っている状態」での契約が必須です。なので予約番号を取得後は速やかにBIGLOBEでの手続きを始めましょう。
契約手続き
実店舗、オンラインでの契約共に必要な書類は以下の3点です。
・本人確認書類
・MNP予約番号
・支払い情報
これらを用意してから手続きを行いましょう。特に店舗での契約の際には契約するプランやオプションサービスに目星をつけておくと、スムーズに契約できます。
オンラインでSIMのみの契約をされる方は、「SIMカードの大きさ」に気をつけましょう。 SIMカードには3種類の大きさがあり、対応しているものでないと利用できません。
自宅に到着してから
MNPで契約を行うと4日程度でSIMカードが届きます。その後「MNP切り替え手続き」が必要です。同封されている資料内にある電話番号またはウェブサイト上で手続きをすることで、これまでのSIMが利用できなくなりBIGLOBEが利用できるようになります。
受付時間が電話は10時から19時までウェブサイトの場合は9時から20時までとなります。またこの手続きを自分で行わなかった場合、商品到着の2日後をめどに自動で切り替え手続きが行われるようです。そうすると使用していたスマホがいきなり繋がらなくなる可能性がありますので、商品到着後は速やかに手続きするようにしましょう。
そして、SIMの挿入後にスマホ本体の「APN設定」を行う必要があります。これはBIGLOBEの電波をスマホが受信できるようにする設定で、行わなければ通信が一切できない状態のままです。こちらは大きくAndroidとiPhoneで異なり、公式サイトに手順の動画があるので、こちらを参考にしてみてください。
<Android版>
<iPhone版>
MNPで費用はどの程度かかるのか
MNPで機種変更を行うと、意外とそれだけで料金が嵩みます。初月は前のキャリアとBIGLOBEの2社からの利用料金の請求をされ、各種手数料をもかかるので事前に額を把握しておくと安心です。下記は一例ですがご自身の利用状況と照らし合わせてみてください。
MNP予約番号発行手数料 | 3,000円 |
BIGLOBE新規契約事務手数料 | 3,000円 |
前キャリアの最終月の利用料金 | 8,000円 |
BIGLOBE初月の利用料金 | 無料 |
前キャリアの2年契約解除料 | 9,000円 |
計 | 23,000円 |
あくまで一例ですが、特に大きく左右されるのは「全キャリアの2年契約解除料」です。大手キャリアは契約が2年で更新のため、25ヶ月目に解約しない限り、「解除料金」がかかります。
この額を回避したい場合は自分が何月に契約更新になるのかを確認しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。BIGLOBEモバイルの強みは何と言っても「通信事業全般で強い」「オプションサービスが豊富」点があります。そのどちらかにでも魅力を感じたら是非機種変更検討してみてください。