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こちらでは近年一般に流行し始めた格安SIMキャリアの1つ「DMM mobile」への乗り換えについての注意点とメリット、デメリットをご紹介します。
格安SIMに乗り換えることで、au,Docomo,Softobankなどの大手キャリアでの月額料金より格段に安い価格でスマホを手にすることができます。ですが、キャリアからのサポートが手厚いのは大手キャリアであることは間違いありません。
とはいえ、「やっぱり安くスマホ持ちたいな」という方が多いのも事実ではないでしょうか。私も以前は大手キャリアでスマホを契約していた頃は、当時1ヶ月9000円近く支払っていました。現在、DMMmobileを使用している私は、乗り換えたことで月額料金1600円。およそ5分の1以下になりました。(個人の使用状況によって多少異なります。)
こちらの記事を読んで、DMMmobileへの乗り換え、ぜひ検討してみてください。
1.DMMmobileへの乗り換えメリット
1-1:料金の安さ
格安simのメリットといえば「安い」。ここに尽きます。そしてDMMmobileはそんな格安sim業界でも「料金最安値」であることが武器です。
ここではまず大手キャリアとDMMmobileの料金比較を行います。 まず大手キャリア「Docomo」の月額料金をシュミレーション。下記は「iphone7 32GB・本体分割払い・二年間定期契約・MNP(他社から乗り換え)」の場合の最安月額料金です。
かけ放題ライトプラン(2年) | 1.836円 |
データMパック(5GB) | 5,400円 |
SPモード | 324円 |
機種代金(24ヶ月) | 3,429円 |
月々サポート(24ヶ月) | ▲2,322円 |
合計 | 8,667円 |
機種代金一括払いの場合 | 5,238円 |
データ通信量を5GBと設定した場合月額料金8667円(税込)(2017年1月時点)
(この額は、あくまで「最安値」であることを頭に入れておいてください。)
ただし、こちらの料金は端購入した機種代金が24ヶ月ローンとして組み込まれています。これを購入時に一括払いにした場合は月額料金5238円となります。
対してDMMmobileのシュミレーションは以下の通りです。
通話SIMプラン(5GB) | 2,063円 |
データ通信量5GBで月額料金2063円です。(機種代金なし)
そして比べていただければわかる通り、料金体系が非常にシンプルでわかりやすいことも特徴です。機種代金を抜いた額で考えてもDMMmobileは月額料金が2分の1以下です。
大手キャリアの場合は契約時に「できるだけ高いプランへの誘導」があるように感じます。(筆者の主観)先ほどDocomoの最安値ということで紹介しましたが、これよりも高いプラン・オプションも沢山あります。
1-2:月額料金を自分好みにカスタマイズ
DMMmobileの料金の特徴の1つに他のキャリアと比べて「データ使用容量の選択肢が多い」ことが挙げられます。格安simを提供しているキャリアを見ると、大概3〜5つのプランの中から選ぶキャリアがほとんど。ですがDMMmobileは以下の通り選べる料金タイプが多いのです。
参考URL:http://mvno.dmm.com/fee/index.html#single-talkSim
特に少ないギガ数の選択肢が多く、三大キャリアで「5ギガ分も使ってなかった」という方も自分にあった容量で契約できます。
この容量は契約後にも変更可能で、仮に容量をオーバーしてしまっても追加で容量を購入することもでき、余った分は翌月まで繰り越すことも可能です。
1−3:通信速度を選択できる
DMMmobileには高速データ通信を自分でオフにできる「低速モード」が存在します。スマホの用途として「LINEとメールのチェックだけ」という方などは、その間に「超高速」でデータ通信を行わないように設定することで高速データ通信分としてカウントされず、データ通信量を節約することができます。(設定はその都度専用アプリから行うことができます。)
実際に私もこの機能を使用することで、月々の使用容量を3ギガにしても余らせてしまっています。
1−4:2年縛りがない
DMMmobileの通話simは、一年間の最低利用期間が定められていますが、その後はいつ解約しても「違約金」がかかりません。
大手キャリアでスマホ契約の際に「2年縛り」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。簡単に説明しますと「2年間契約することを約束すれば、月々の料金およびスマホ本体の料金を割引します。」という制度です。
一見すると何の欠点もない料金が安くなるサービスかと思いきや、そんなことはありません。確かに大手キャリアで契約する際はこの契約をすることで料金は大幅に下がります。ですが下がっても先ほどの値段です。
しかもこの契約のネックは「2年契約」であることです。つまり二年間が過ぎると割引が適用されず、月額料金がいきなり上がってしまう可能性があります。仮に2年以内に解約しようとすると「違約金」がおよそ1万円かかってしまいます。
そして2年契約後に「こんな高い料金なら他の会社に移ろうかな」と考えたとしても、「2年契約」は自動更新されてしまい、2年契約の更新月以外で解約・乗り換えをする場合は、結局高い違約金を支払わなければならないのです。
1−5:好きな機種を使うことができる
スマホを購入するために量販店へ行くと、依然として「iPhone推し」が強いと感じると思います。大手キャリアでiPhoneを契約するかandroidを契約するかでは、明らかにiPhoneが得になるように画策している店舗すらあります。
確かにiPhoneは魅力的な機種かもしれませんが、本体が7〜10万円と高額です。使う人によっては「こんな高機能すぎる機種は必要ない」と感じている人もいるかと思います。そんな方は、ぜひ「SIMフリー」のスマートフォンを購入しましょう。自分で気に入った機種を購入し、DMMmobileのsim入れることで、問題なく使用することができます。
一昔前はsimフリーのスマホはインターネット上でしか購入できなかったのですが、現在は家電量販店でも取り扱われるようになりました。
また「自分で家電量販店へ行って選ぶのはハードルが高い」という方はDMMmobileのホームページでも機種を購入できるので、チェックしてみてください。
1−6:Docomoユーザーは現在使用中の端末をそのまま使用可能
先ほど「自分の好きな機種を使える」と述べましたが、現在au,Softbankをご利用の方は、現在の機種は基本的にDMMmobileでは利用できません。
ですがDocomoを使っている方は、DMMと使用している電波網が同じこともあり、そのままの機種が利用できます。ですから現在Docomoを利用しており、月額料金に不満のある方にとってDMMmobileは非常に乗り換えやすいキャリアといえます。
2:DMMmobileへの乗り換えデメリット
2−1:キャリアのメールアドレスが使用できなくなる
現在キャリアのメールアドレス(~@docomo.ne.jpや~@ezweb.ne.jp,@softbank,ne.jp)を頻繁に利用している方には悲報です。DMMmobileへ機種変更するとこれらのアドレスは利用できなくなってしまします。
ですが現在使用しているアドレスをGmailなどのパソコン用のアドレスに移行してしまうことで解決できるのできます。また、最近はLINEなどのメッセージアプリが普及しているため、これらのサービスを併用することで、不便さを回避することも可能かと思います。
2−2:決済方法が「クレジットカード払い」の一択
DMMmobileの場合月々の料金の支払い方法が「クレジットカード払い」の一択となります。もし現在クレジットカードをお持ちではない場合は、新しく作る必要があります。
2−3:初期設定を自分で行う必要がある
これはスマホに苦手意識がある方には少しハードルが高いかもしれません。DMMmobileは実店舗を構えていないため、simと本体が揃ってから、自分で設定を行う必要があります。
手順としては、
simの挿入→スマホ起動→初期設定→APIの設定の流れになります。
基本的に難しい作業は一切なく、最後の「APIの設定」に関してもsimに同封されている書類およDMMmobileのホームページに手順もあります。また、オンライン上でDMMmobileのスタッフにチャットで問い合わせることも可能です。
2−4:通話sim契約の場合は「最低契約期間」が存在する
基本的に格安SIMを契約する際のメリットとして挙げられるものの1つに先ほど上げたような「2年縛りがない」ということがあります。実際にデータ通信のみのsimをDMMmobileで契約した場合は、「利用開始日を含む月末まで」使用すれば解約手数料なしで解約できます。
ですが、今回のような「通話sim」を購入する際は最低利用期間、つまり「縛り」が一年間存在します。これはDMMmobileに限ったことではないのですが、「利用開始の翌月から12ヶ月間」以内に解約すると、手数料が9720円かかってしまいます。
大半の人にはこの制度、関係なかったりします。確かに1年間以内に解約や他社への乗り換えを行なった場合は解約手数料が発生します。ですが、それ以降はいつ解約しても手数料がかからなくなるのです。
先ほどの大手キャリアの「2年縛り」の場合は、「2年契約」の更新月以外は「違約金」が発生するということをお話ししました。DMMmobileであれば、1年間以上使用していれば、それ以降は解約手数料がかかりません。
そのためある意味メリットとも言えますが、必ず「1年間以上使用」することは忘れないようにしてください。
2−5:実店舗が無い(サポートが全てオンライン上)
これは「サポート体制がしっかりしていないと困る」という方にはオススメできない理由の1つです。
DMMmobileは全てのサービスがオンラインのみの対応です。なので利用者は基本的にパソコン、タブレットなどでインターネットを利用できる方ということが前提です。 実店舗を構えない分安い料金でサービスを提供できるのですが、「わからないことを店で直接尋ねたい」という方には不向きです。
この解決策として、「DMMmobileサポートセンター」という契約者向けの電話対応サービスがありますので、どうにもならない場合はこちらで解決してもらいましょう。
DMMmobileサポートセンター (10:00〜19:00・365日受付) 携帯・PHSからもご利用いただけます。
ご契約前のお問い合わせ 0120-381—668
ご契約後のお問い合わせ 0120-584-585
また、スマホの本体をDMMmobileではなく家電量販店やネットショップで購入された場合、スマホ本体の故障などのサポートは購入先で行われるため、DMMmobileは対応できないと考えた方が無難です。
2−6:修理が実費
大手キャリアであれば月支払う端末用の「保険」がオプションであり、修理代金が無料であったり、紛失してもお手頃な価格で新しいものを購入できたりというサービスがあります。
DMMmobileの場合、自分で機種を購入して使用する方がほとんどなので、故障してしまった場合は実費での修理となります。(ネットで購入した場合修理してもらえる店を探すところから始まります。)
このような事態を避けたい方はDMMmobileで機種も購入されることをオススメします。こちらで機種を購入した際は「端末交換オプション」というものに加入することができるためです。
端末交換オプション 月額350円(税抜き)
スマホ本体が自然故障・破損・水没した際に、端末交換オプション加入者なら、ご購入端末の同等レベルのリフレッシュ品と交換します。
※1 お申し込み端末と同時のお申し込みに限ります。
※2 自然故障の場合、メーカーの保証期間1年間は、端末の交換の対象外となります。
※3 ご利用の際は、「端末交換オプション利用規約」を必ずご覧下さい。
2−7:通話し放題がない
大手キャリアの最近の基本的なプランには「通話し放題」というものが組み込まれているものが多くあります。現在そのプラン契約中で1ヶ月にたくさんの電話をかけているという方は、DMMmobileに乗り変えると月額料金が高くなる可能性があります。
DMMmobileの通話料金は「かけた分だけ」請求される方式です。「30秒あたり21円」の料金です。この高額な通話料金を回避するため、私は「LINE Out」というサービスを利用しています。 LINEOutは名前の通り「LINE」が提供しているサービスで、LINEの専用アプリからかけることで、通話料金が無料、もしくは1分間あたりとても格安な値段で使用できるサービスです。 以下が料金表です。
日本国内の場合、携帯電話でれば1回の通話は1分までは無料、固定回線の場合1回の通話3分までは無料で使うことが可能です。
参考URL:https://line.me/ja/call/price-table/JP
ご覧の通り大変安いことがお分かりいただけるかと思います。ご覧いただくとわかる通り、国際電話もとてもお得にかけることができます。
そして最大のメリットが「着信者に自分の携帯の番号が通知される」ことです。この手の通話アプリはいくつか存在するのですが、多くは新規の番号を取得する必要があったり、着信者へ番号が非通知になってしまったりなどのデメリットがありました。
LINE callは大変格安な上に、番号通知も行なってくれます。ぜひ一度チェックしてみてください。
3:MNPの方法について
以上のメリットデメリットを踏まえた上で、いよいよ乗り換えの手順についてご説明します。今回は大手キャリアから番号そのままでの乗り換え「MNP」の方法の紹介です。まず大前提として以下に当てはまっているか確認してください。
・20歳以上であること
・本人確認書類が手元にあること(運転免許証・パスポートなど)
・クレジットカードがあること。(一部デビットカード・プリペイドカード不可)
・MNP予約番号の契約者と、DMMmobileに申し込む名義人が同じであること。
3−1:事前に必要な手続き
MNPで番号をそのままDMMmobileへ機種変更捨場合、まず「MNP予約番号」が必要となります。これは現在利用しているキャリアが発行するもので、手続き上必ず必要な番号です。
取得方法として、「現在契約中のキャリアの店頭へ行って手続きする」「予約窓口へ電話する」の2パターンがあります。店まで行っても混雑していると1、2時間平気で待たされることもしばしばありますから、私は「予約窓口へ電話する」ことをオススメします。この電話番号はキャリアによって異なるため、注意してください。
また、受付時間は三社とも「9:00~20:00まで」となっています。
MNP予約受付番号 | ||
携帯から | 固定電話から | |
docomo | 151 | 0120-800-000 |
au | 0077-75470 | |
Softbank | *5533 | 0800-100-5553 |
そして、MNP予約番号を手に入れたら、その日のうちにDMMmobileへの申し込みをしてしまいましょう。
3−2:DMMモバイルでの手続きの注意
上記で無事「MNP予約番号」を手に入れたら、次はDMMmobileでの契約に入ります。
その際にまず気をつけたいのは「MNPの予約番号有効期限が10日以上残っている状態で契約する」ことです。もともとMNP予約番号は15日間有効なので、予約番号発行日に即契約すれば問題ないのですが、できない方もできるだけ早く契約を済ませましょう。(もし有効期限が10日未満になってしまった場合、番号取り直しでさらに事務手数料がかかることになるので、注意してください。)
そして「simカードの大きさ」にも気をつけましょう。申し込みの際はsimカードには3種類の大きさがあるため、違うサイズのものを頼んでしまうと使用できず、再発行が必要になります。申し込みの際は自分が使用している端末を入力すると自動的にsimの大きさを選択してくれますが、自分で今一度自分のスマホのsimトレイを確認しましょう。
3−3:simカードが到着してから
simカードが到着してからまず行うのはsimの「開通作業」です。それまで利用していたスマホから、新しいものへ移動する最後の手続きです。方法はsimカードに同封されているパッケージに細かく書いてありますが、切り替え受付時間が「10:00〜19:00」と短めですから注意しましょう。
開通作業が終わったら、次は新しいスマホの「APN設定」です。こちらもDMMmobileホームページ内に詳しく書いてあるので、そちらを参考に設定しましょう。
http://mvno.dmm.com/apn/index.html
3-4:乗り換えにかかる費用
ここまでMNPの方法について書いてきましたが、実際乗り換えをすることで、手数料がどの程度かかるのか、少し分かりづらいので表にしてみました。
MNP予約番号発行手数料 | 3,000 |
DMM新規申込手数料 | 3,000 |
合計 | 6,000 |
そしてこちらはMNPの場合必須でかかる金額です。これにプラスで以下の金額がかかります。 (金額はあくまで一例)
2年契約の解約違約金 | 10,000 |
前キャリアの最終月の月額料金 | 9,000 |
DMMmobileの1ヶ月目の月額料金 | 1,600 |
合計 | 20,600 |
こちらの金額は人によって異なりますが、こちらの項目に当てはめて考えてもらえると分かりやすいかと思います。また、契約が2年未満でスマホの機種代金の残債が払い終わってない場合は、その代金も一括で払う必要があります。
上記の場合は、MNPでDMMにする場合、1ヶ月目におよそ2万7千円の支払いをする必要があります。あくまで一例の金額ですが、1ヶ月目はどうしても請求額が大きくなることを覚悟しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。DMMmobileのメリット、デメリット、MNPの際の注意点をまとめてみました。
DMMmobileに乗り換えると、安くなることがお分かりいただけると嬉しいです。 乗り換えるまでは「格安SIMは色々めんどくさそう」と思われるかもしれませんが、使っていると特に不自由もなく、しかも月額料金を2分の1にも3分の1にも減らすことができます。
この機会にDMM mobileぜひ検討してみてください。